2018年9月4日の東京マーケットワイドで、マーケットアナリストの荒野 浩さんが、下記の内容について話されていました。
下記のデータが、底値圏でしか現れない現象で、以前と同じ現象が発生しても、下値が切り上がっています。その為、前回売られた時の22,300円から22,400円位が、今回の下値の目処になると考えられる様です。
そして、日経平均株価の移動平均線のほとんどが、22,400円近辺にあるので、これらが、抵抗帯になるとの事です。
●3ヶ月平均の騰落レシオの90%割れ
3ヶ月平均の騰落レシオの90%割れが、2016年4月以来の2年4ヶ月ぶりで、8月6日から8月22日の13日間で、日経平均株価は、22,336円でした。この現象は、めったに起こらない数値(株価の下落局面)だそうです。
●5日平均の空売り比率が、連続43%以上
5日平均の空売り比率が、連続43%以上になったのが、8月8日から8月23日の12日間で、日経平均株価は、22,301円でした。
それ以前に、5日平均の空売り比率が、今回と同様に、連続43%以上になったのが、7月2日から7月12日の9日間で、その時の日経平均株価は、21,890円で、同じ売り圧力を受けても、400円位、今回は嵩上げされて、下値は切り上がっています。
●5日平均の新高値数が、新安値数以下
5日平均の新高値数が、新安値数以下が続いた時は、8月3日から8月28日の18日間で、日経平均株価は、22,417円でした。
それ以前に、5日平均の新高値数が、新安値数以下が続いた時は、6月19日から7月18日の21日間で、その時の日経平均株価は、22,222円と、こちらも、今回は200円位嵩上げされて、下値は切り上がっています。
●BPS(1株当たり純資産)の上昇
1株当たり純資産(BPS)の8月平均は、18,583円で、先週は、18,782円でしたが、今の為替相場のままで行けば、年末には、19,200円位まで上がると考えられるので、年末までの日経平均株価の底値は、19,200円に1.18倍(株価純資産倍率:PBRの底値圏)を掛けると、22,656円位となります。
これらの様々な指標が示唆する日経平均株価の今回の下落の底値は、22,300円から22,400円位だそうです。
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