2018年12月13日のNewsモーニングサテライトで、岡三証券の阿部健児さんが、下記の内容について話されていました。
12月のQuickの株の月次調査を見ると、医薬・食品セクターに対する投資判断がプラス18と、10年ぶりの高さまで上昇しています。
このディフェンシブ性の高い、医薬・食品セクターへの投資判断が高いと言う事は、投資家の悲観が強まっている事を示している様です。
ただ、アメリカの景気が回復していく中では、投資家のセンチメントは、悲観に傾きすぎていて、陰の極に近いと考えているそうです。
2008年の12月以降で、医薬・食品セクターに対する投資判断が、プラス10を超えた月末から半年間の日経平均を見ると、下記の5回全部上昇していて、平均では、11.1%と、10%を超える上昇率となっているとの事です。
●2008年の12月からの日経平均株価の上昇率は、12.4%
●2009年の10月からの日経平均株価の上昇率は、10.2%
●2010年の9月からの日経平均株価の上昇率は、4.1%
●2016年の7月からの日経平均株価の上昇率は、14.9%
●2017年の6月からの日経平均株価の上昇率は、13.6%
来年の6月には、日経平均株価は、上昇していて、「あの時は、悲観過ぎた」と、今の12月を振り返る可能性が高いそうです。
投資家のセンチメントが回復する局面では、外需・景気敏感株がアウトパフォームするそうで、アウトパフォームするのが、電気機器、機械、化学、卸売などで、アンダーパフォームするのが、医薬品、食料品、電気・ガス、陸運業などです。