2017年1月11日の日経モーニングプラスで、ファイナンシャルプランナーの高橋忠寛さんが「投資の始めはロボアドに相談」について話されていました。
ロボアド(ロボットアドバイザー)とは、通常資産運用の相談は、通常銀行の窓口にいる相談員や、ファイナンシャルプランナーなど、人に相談しますが、ロボットアドバイザーは、コンピュータプログラムが、投資家に、心理テストや、リスト許容度の質問を行い、投資の助言を行いものです。
株や債券を、どの様な比率で投資すれば良いのか、資産配分や、資産が将来どの位増えるかなど、シミュレーションの他、有料で運用の一任サービスも提供しています。
このロボアドは、ここ1年位の間に、各社の参入が相次いでおり、無料のロボアドサービスの例としては、
●みずほ銀行 スマートフォリオ
みずほ銀行:「SMART FOLIO」ロボ・アドバイザー
●野村證券 野村のゴールベース
野村のゴールベース | ロボアドバイザー
●松井証券 投信工房
投信工房のポイント | 投信工房 | 松井証券
●お金のデザイン テオ
THEO[テオ] by お金のデザイン | 資産形成はTHEOにお任せ
ロボアドは、便利なサービスですし、手軽に本質的な資産運用が始められると言う意味では、良い流れだそうで、一番大きなメリットは、資産運用の基礎を学ぶきっかけとなるそうです。多くの人が、資産運用と言えば、何に投資をしたら良いかを考えがちですが、長期安定的に運用していこうと思うと、どの様に分散していくか、資産配分を考える事が重要ですが、このロボットアドバイザーは、効率的な、資産配分を提案してくれるので、分散投資の重要性を学ぶきっかけとなるそうです。
利用にあたって注意する点は、数社を試し、比較検討する事が重要で、各社のロボアドを、同じ条件で利用しても、判定結果にバラつきがあり、1社の結果のみを過信するのは、避けた方が良いそうです。
高橋忠寛さんの提案ポイントは、自分の頭で、主体的に考える事で、非常に便利なサービスではありますが、ロボットを使うのは、投資家なので、自分が自ら主体的に考える必要があり、各社によって、どの様なデータを使うか、どの様なロジックで、配分を提案するかが、変わってきますので、どのロボットアドバイザーが良いかは、自分で考える必要があります。
そして、ロボットは、投資家の自己資金の中で、どこまで投資して良いかまでは、教えてはくれませんので、自分の人生や、資金計画等を考えて、バランスを取る必要がある様です。