原油高で注目の銘柄 日経プラス10

2018年1月24日の「日経プラス10」で、松井証券 営業推進部 シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎さんが、下記の内容について話されてました。

このところ原油価格の上昇が続いていて、2017年8月の46ドル位から、現在は、65ドル位まで上昇していますが、最近の強気の見方をするレポートを見ると、年内に90ドルまで上昇する見通しを出している機関もある様です。

この背景としては、世界経済が好調なので、需要増加にともない、原油価格が上昇している事と、サウジアラビアのサウジアラムコが上場を目指しているので、サウジアラビアとしては、サウジアラムコ株を1ドルでも高く上場させたいと言う要望があり、原油の供給をしぼって、原油価格を引き上げたいと言うバイヤスがかかりやすい状況との事です。

●原油価格と正の相関が高い銘柄

時価総額が3,000億円以上の企業で、過去5年間の原油価格と、月次の値動きを相関性が高い順にランキングしたものです。
つまり、原油価格が高くなると、株価が上昇する銘柄の順位です。

1.コスモエネルギーHD
2.国際石油開発帝石
3.出光興産
4.三井物産
5.伊藤忠商事
6.ソフトバンクグループ
7.JXTG HD
8.丸紅
9.住友商事
10.荏原

グループ分けすると、石油の元売りの会社が、コスモエネルギーHD、国際石油開発帝石、出光興産、JXTG HDの4社で、石油の元売りの会社は、石油の在庫を常に抱えているので、販売値が上昇すると、差益がえられるとの事で、収益がプラスになるそうです。

商社株が、三井物産、伊藤忠商事、丸紅、住友商事の4社で、これらの会社は、原油、石炭、ガスなどの権益を持っていて、三井物産の場合は、原油価格が1ドル上昇すると、年間の収益が28億円増えるそうです。

荏原は、ポンプの最大手で、石油とは関係が無い様に思えますが、石油プラントのコンプレッサーターミナルを作っているので、恩恵を受けるそうです。

ソフトバンクグループは、通信株なので、石油とは関係が無いと思いますが、原油価格が上昇すると、マーケティング的にリスクオンムードとなるので、その恩恵を受けやすい銘柄だと言う事と、それ以外には、ソフトバンク・ビジョン・ファンドが、サウジアラビアから投資を受けて、10兆円ファンドを立ち上げているので、好影響があるとの思いで、プラスの要因となるとの事です。

但し、これらの銘柄は、もし原油価格が下落した場合には、マイナスの要因となりますので、注意が必要となります。

日経プラス10 | BSテレ東 

    



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