2017年8月21日の「日経プラス10」で、大和証券 チーフテクニカルアナリストの木野内 栄治さんが、下記の内容について話されてました。
相場の足を引っ張っているのが、米国と北朝鮮の軍事的緊張ですが、この先行きを占う先行指標として、アメリカの航空宇宙・防衛指数と言うのがあり、1993年から1994年の北朝鮮危機の時に、アメリカの航空宇宙・防衛指数は、大変良く上昇したそうで、1994年4月にアメリカは、軍事行動を行わない事に舵を切ったそうですが、航空宇宙・防衛指数は、1994年3月14日から下落してきて、米国と北朝鮮の緊張の状況をよく表してたそうです。
この航空宇宙・防衛指数の動きを見ていると、日本株の動きもわかるそうで、この指数が下がってくると、重い日本株も上昇に転じるのではなかいと、話していました。
■今後の北朝鮮関連の日程
●8月21日から31日まで、米韓合同軍事演習
●8月25日 先軍節(先代の金正日が先軍=軍事優先政治を始めた記念日)
●9月9日 建国記念日
●10月10日 朝鮮労働党創建記念日
8月末から、10月10日までは、注目のイベントが集中しているので、10月10日までは、航空宇宙・防衛指数を見て、この指数の動きが良く、上昇すると、リスクが高くなっている事を表し、ピークアウトすると、リスクが後退するそうです。
米航空宇宙・防衛指数: SPDR S&P Aerospace & Defense ET – Yahoo Finance