2017年11月10日の「日経プラス10」で、日本経済新聞編集委員の鈴木亮さんが、下記の内容について話されてました。
11月9日の日経平均株価のロウソク足は、十字架の様な形になっていて、これは、相場の転機を表すシグナルだそうで、株価は11月9日の午前中に400円以上高くなりましたが、外国人投資家が買いを増やしたのではなく、22,000円位で株価は天井だと思い、先物で売りを入れたり、信用取引の売りを仕掛けた人達が、株価が下落する事をあきらめて、買い戻しに入った様で、この様な事は、上昇局面の最終で出てくる事が多いそうです。
そしてそれを見た、外国人投資家で、先物を買っていた人達が、一斉に利益確定の売りを出したとの事で、5兆円の大商いになってしまい、上下に大きく振れたそうです。
外国人投資家の売買動向を見ても、4週連続で大きく買い越していましたが、11月第1週は、528億円と、買いが細ってきて、11月6日から11月10日の週は、売り越しに
転じている可能性もあるそうです。
これは、今までの上げのピッチが早すぎた為で、日経平均株価が、2万円から2万1,000円まで行くのに2年半かかっていたのに、2万1,000円から2万2,000円へは10営業日で、2万2,000円から2万3,000円へは、わずか8営業日だったので、早すぎた理由で売られた様です。
今後の株価は、年内は、調整局面と考えているそうです。