ボックス相場での戻りの限界 東京マーケットワイド

2016年7月26日の東京マーケットワイドで、マーケットアナリストの荒野 浩さんが、下記の内容について話されてました。

期待で上がった相場は、その期待される内容のスケジュールを通過すると、材料出尽くしで、売られるケースが多い。
その為、木曜日のFOMC後の混乱の可能性もあり、更に、金曜日には、日銀が何かやってもダメかもしれないし、市場の反応が読めないので、ポジションは持たない方が良い。

7月25日に日々線が5日移動平均線を割り込んでおり、26日には5日移動平均線が下向きになる。そして、この状況は為替も同じなっている。高値を付けた後で、この様な事が起こると、その高値が今回の高値となってしまう事が多いので、7月21日に付けた16,810円、ドル円は、107.49円が今回の戻りの限度となってしまう可能性が高い。

■トレンドがないマーケット
年初からボックス相場で、上にも下にもトレンドが出ていないので、ボックス相場には限界が色々ある。先々週は、海外投資家は、現物及び先物を合わせれば、1兆円買い越していたので、1,000円以上上昇した。今後、海外投資家の買い越しが続けば、高値を取りに行く事もあるとは思うが、先週も買っている様には感じないし、7月25日、26日はほとんど買っていないと思うので、上昇が止まってしまう可能性が高い。

■任天堂の効果は?
任天堂効果で、3兆円という売買ができれば、上昇トレンドに入ると思っていたが、任天堂を除いた売買代金は、全然伸びていない。
7月19日 2.29兆円
7月20日 1.99兆円
7月21日 2.06兆円
7月22日 1.70兆円
7月25日 1.76兆円

■上昇期間・上昇幅の限界 1カ月2,000円が限界?
安値から上がる時は、売られ過ぎているので、薄商いで上昇できるが、1,000円も1,500円も上がった株価が、更に上がるには、商いの量が増えないと、上昇しない。

1.安値が2月12日で、その後の高値が3月14日までで、高値までの日数が21日間で、上昇幅が2,281円で、上昇率プラス15.3%
2.安値が4月06日で、その後の高値が4月22日までで、高値までの日数が12日間で、上昇幅が1,857円で、上昇率プラス11.8%
3.安値が5月06日で、その後の高値が5月31日までで、高値までの日数が17日間で、上昇幅が1,128円で、上昇率プラス7.0%
4.安値が6月24日で、その後の高値が7月21日までで、高値までの日数が18日間で、上昇幅が1,858円で、上昇率プラス12.4%

今回の高値を7月21日と考えて、上記の平均を出すと、17日間で、1,781円なので、ボックス相場での戻り相場は終わった状況である。日経平均株価が17,000円方向に向かうには、安倍首相がとんてもない事をするとか、日銀が予想外の事をしてこないと、たぶん無理だと思う。

更に、6月24日のザラバ安値と、7月21日のザラバ高値を計算すると、上昇幅が2,074円で、上昇率プラス14.0%なっているので、この間のドル円 8.48円の円安だったが、為替が107.49円から105円台に戻ってきているので、これ以上の上昇は難しいと考えられる。

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