2018年5月15日の東京マーケットワイドで、マーケットアナリストの荒野 浩さんが、下記の内容について話されていました。
テクニカル指標を見ていると、全部上昇する内容の物しかないそうで、現在は、5日移動平均線と、25日移動平均線が、ミニゴールデンクロスなので、このゴールデンクロス期間が長引けば、長引くほど、株価の天井は高くなるそうです。
今回の5日移動平均線と、25日移動平均線のミニゴールデンクロスの期間は、4月5日から5月15日まで、26日間続いているそうです。
20日以上ミニゴールデンクロスが続いた期間は、2013年4回、2014年3回、2015年3回、2016年3回、2017年5回で、2016年の様に相場の悪い時でも、暴落した後の戻り局面では、3回位はあるそうです。
■ミニゴールデンクロスが長い期間のランキング
1.2012年11月20日から2013年4月1日までの86日間で、日経平均株価の上昇幅は、3,974円上昇しました。
尚、その後、日銀の異次元緩和で、4日空けて、4月1日から5月28日まで、34日間続いて、3,623円上昇したので、この期間の合計で、7,597円上昇しました。
2.2015年1月26日から4月1日までの47日間で、日経平均株価の上昇幅は、2,958円上昇しました。
3.2017年9月13日から11月17日までの45日間で、日経平均株価の上昇幅は、3,662円上昇しました。
4.上記の2日後の2017年11月22日から2018年1月29日まで、44日間続いて、2,095円上昇しました。
5.2016年11月15日から2017年1月12日までの38日間で、日経平均株価の上昇幅は、3,342円上昇しました。
このデータから見ると、2ヶ月以上株価が上昇する様であれば、3,000円位は、株価が上昇する可能性がある様で、もし、このミニゴールデンクロスが、今月一杯続いた場合には、40日間位となり、安値から3,000円位上がると仮定すれば、日経平均株価は、今月中には、2万3,300円から2万3,500円位まで上がる可能性があるとの事です。
そして、5月14日時点での5日平均の空売り比率は、38.8%となっていて、株価が下落する前の1月26日の38.8%と同じ水準で、同様に、5月14日時点での日経平均のボラティリティインデックスの5日平均は、14.86となっていて、昨年12月28日の14.64以来の水準となっていて、今年最低水準となっています。
この5日平均の空売り比率と、日経平均のボラティリティインデックスの5日平均の積(38.8 X 14.86)が、576となっていて、この数値が、700以下の場合は、相場が安定していると考えられ、600以下の場合には、株価は下がりようが無いそうです。
このデータから行くと、市場参加者は、株価の下振れリスクをほとんど感じていないそうで、更に、市場参加者が強気になっていると、天井を付けに行く状況となりますが、現在は、強気でもないので、最も上がりやすい相場だうです。
つまり、下値不安は、ほとんど消えてきたけれども、株価の先高感を、市場参加者は持っていないので、この様な状況では、株価は、ジワジワと上がっていくパターンだそうです。
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