2016年3月2日のザ・マネー~水曜日 視界良好!杉村商店で経済評論家の杉村富生さんが、下記の内容について話されてました。
輸出関連で、ここまで円高で買いを見送られていたセクター及び銘柄などが今日(3月2日)買われていた。これが意味するところは、テクニカルで見ると、3月7日(月)に転換期を迎える、ここまでに株価が上昇する様であれば、今後上昇する。もし上昇しなければ、もう一度下振れがあるとテクニカル分析をやっている人達は見ている。
今日(3月2日)が上に行ったとは断言できないが、物色の確かさと言うか、今日の売買代金のトップはトヨタ、ソフトバンク及び日産自動車は自社株買いで例外的に上がっているが、輸出関連企業が強い相場になっているので、将来の株高円安を示唆している様で、為替は円安に振れ、株は強くなり、ここで株価が上放れる様だと、5月位まで強いのではないかと考えられる。
その過程で、3月の日銀決定会合では何も出ないと思われる。但し、3月10日のECB理事会では金融緩和が間違いなくあるのではないかと思われる。アメリカは、3月15日、16日のFOMCでは利上げ見送りだと思われる。そして、4月になると日銀はもう一度動く、それは、マイナス金利を-0.1を-0.2にするとか、ETFの買い増し又は、REITの買い入れ額の増額されると思う。
そして、4月に大きな景気対策が出ると思っている。それは、8%から10%への消費税引き上げ見送りで、デフレ脱却で、景気回復に全力を上げる。そして、もし衆参同日選挙になれば、7月に日経平均株価は、19,669円まで上昇する。今日経平均株価の一株利益は、1,150円で、これに17倍掛けると、19,669円になる。日経平均株価のPERは、13倍から17倍の間で動くので、相場は行き過ぎる事もあるので、2万円挑戦となるかもしれない。
日経平均PER PBR 日経平均株価適正水準
ザ・マネー~水曜日 視界良好!(2016.3.2放送分)
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