2017年8月31日の日経モーニングプラスで、びとうファイナンシャルサービスの尾藤峰男さんが、下記の内容について話されてました。
尾藤峰男さんは、ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイの株主総会に、5年連続で参加しているそうですが、ウォーレン・バフェット氏の投資パフォーマンスは、1965年から2017年までの52年間で、投資利回りは、年率平均20.9%で、この期間のアメリカのS&P500の投資利回りが、9.7%なので、2倍以上のパフォーマンスを出していて、バークシャー・ハサウェイの株価は、19,700倍になっているそうです。
●ウォーレン・バフェット氏の投資スタンス
1.長期で成長が見通せる
銘柄を選ぶ時には、長期の時間軸で選んでいる。
2.事業内容を自分が理解できる
自分が理解できる銘柄、又は、ブランド価値や、利益率が高いものに投資する。
3.割安感が目立つ銘柄に投資する
これは、ウォーレン・バフェット氏の師匠のベンジャミン・グレアム氏の投資法を引き継いている。
4.競合他社がまねできない企業
競争力があり、他社が中々入って来れない。
5.経営者が信頼できる
経営能力よりも、経営者が正直又は、高潔などの人格を見ているそうです。
6.株主還元を重視する
ウォーレン・バフェット氏の投資手法を支持する尾藤峰男さん研究から出てきたアメリカの銘柄は、下記の4つだそうです。
●ビザ
クレジットカードのビザですが、世界最大手のカード会社で、カード利用シェアの58%を持っていて、バフェットさんの投資スタンスから行くと、長期で成長が見通せる、事業内容を自分が理解できる、株主還元を重視するが該当するそうです。
世界で進むキャッシュレス化のリーディングカンパニーで、事業の特長としては、カードの決済手数料を収入源としていて、クレジットリスクは、持たないそうです。
売上高営業利益は、65%に達するそうです。株主還元も非常に積極的で、昨年は、71億ドル(8億円近い)自社株買いを行ったそうです。
Visa Inc. – Yahoo Finance
●エヌビディア
1993年創業の半導体企業ですが、この会社の特長は、画像処理半導体と言う、AI(人工知能)のカギを握る部品を扱っていて、最近では、自動運転分野で、トヨタ、ダイムラー、アウディ、テスラ、フォード、フォルクスワーゲンと提携しているそうで、ソフトバンクの10兆円ファンドが、エヌビディアに4,000億円出資しているそうです。
バフェットさんの投資スタンスから行くと、長期で成長が見通せる、競合他社がまねできない、経営者が信頼できるが該当するそうです。
NVIDIA Corporation – Yahoo Finance
●メドトロニック
医療機器では、世界最大のメーカーで、専門医師の中では、非常に知名度が高い会社で、心臓ペースメーカーで世界シェア1位で、2015年1月には、大手医療機器メーカーのコヴィディエンを、500億円で買収して、内視鏡や、カテーテルなどにも多角化しているそうです。
株主還元が、非常にしっかりしていて、40年連続で、年率17%で増配を続けているそうです。
バフェットさんの投資スタンスから行くと、長期で成長が見通せる、競合他社がまねできない、株主還元を重視するが該当するそうです。
Medtronic plc. Ordinary Shares – Yahoo Finance
●イリノイ・ツール・ワークス
1912年に創業した工業製品の老舗メーカーで、自動車部品や、食品関連機器、試験測定器、潤滑油コーティングなどのポリマー、建設用品事業など、7つの事業を手がけているそうで、経営方針に特長があるそうで、売上の80%を生む20%の顧客と関係を強化していて、顧客志向のイノベーション、文献化された企業文化、プルダウンシップなどの経営方針を掲げているそうで、50年連続の増配をしているとの事です。
バフェットさんの投資スタンスから行くと、事業内容を自分が理解できる、経営者が信頼できる、株主還元を重視するが該当するそうです。
Illinois Tool Works Inc. – Yahoo Finance