2016年5月23日のザ・マネー~月曜日 ドイサトの相場予測でeワラント証券 チーフ・オペレーティング・オフィサー 土居雅紹さんが、下記の内容について話されてました。
為替レートを見ると、2月位からポンドはユーロよりも大きく下落しており、原因は、前のロンドン市長がEUから離脱だと騒いでいるので、離脱の可能性が高まってきた。
仮にイギリスがユーロから離脱しても、大きな影響はないと考えている人達もいて、軍事面は、NATOからは離脱しないので関係はない。
しかし、EUへのアクセスが限定されるので、金融、運輸、サービスに影響があるだけでなく、EUで決めていた環境規制などを、イギリスは作り直さなければならないので、EUに任せていた貿易交渉なども自分達で行う必要がある。
これらの問題がクリアーになるのは、数年かかると考えられるので、その数年間わからない規制がある為に、投資が制限される可能性が高く、経済的には良くない効果が表れると思われる。そして、この様な投票は、直前の事故、事件などでひっくり返る可能性があるので、今から安心する事はできない。
しかし、この様な大きなイベントは、チャンスなので、EUに100%残留すると思われる方は、ポンド米ドルでロングのポジションを取っていればよく、これが当たればかなり儲かる。しかし、土居さんは危険なのでやらないポジションだそうです。
EUから離脱すると思われる方は、イギリス株、EU株、イギリスに工場を持っている日産自動車などの日本株などは全部下落するのでショートポジション。理由は、何をやっていいかわからないので、投資ができなくなり、工場の拡張や動かすこともできなくなる。ポンド、ユーロも下がるので、この関連はショートポジション。そして、離脱が決まったら、直ぐに反対売買して逃げるのがよい。
オプションをうまく使う方は、ポンド円のコール、プットの両建てを行う。買うタイミングは、一週間前位の6月半ばに買って、当日見て、翌日に売る戦略でいけば、利益が得られると思う。