アメリカ株急落の原因と今後の展開 マーケット・アナライズplus+

2018年3月17日のマーケット・アナライズplus+で、金融ストラテジストの岡崎良介さんが、下記の内容について話されていました。

簡単に言うと、今アメリカの景気や、企業業績が悪くなっているわけでは無いので、今回の原因は、投資家側の問題と考えるべきで、アメリカのダウ工業株の高値が2018年1月26日で、その後13%位下落して、今は少し戻ってはいますが、もみ合っていて、戻り高値を更新したのが、ナスダックなどの成長株で、半導体株も上がっているのですが、日本で言うと、TOPIXなどの株価全体は、高値を超えないで停滞している状況です。

株価全体が上がらない時は、日本で言うとGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の様な、カルパース(アメリカカリフォルニア州職員退職年金基金:投資金額は約38兆円)や、生命保険会社などの最終投資家が、この様な株価が下落した時には、動くそうです。

カルパースの場合は、2017年11月末現在では、株式の割合が50%前後あったそうで、債権は19%しかなかった様ですが、2017年11月末の計画で、2018年は、株式の50%は維持するが、債権は19%から28%まで、9%も増やすとの事だったそうで、問題は、2017年11月末から、2018年1月26日までの間に、アメリカのダウは、9.7%も上昇していて、世界の株もダウに連動して上がっていたので、カルパースが、持っていた株式の割合が50%が、55%位になっていた為、このうち5%を削って、債権に移す作業が、2018年1月26日から始まった可能性が高いそうです。

そして、カルパースが動く時は、カルスターズ(米国カリフォルニア州の教職員退職年金基金)や、アメリカの他の年金や、生命保険会社、それから、世界中の投資家も同じ様な動きをするそうです。

金利上昇及び株価上昇で、最終機関投資家達は、株は十分儲かったから、債権への運用に変えようと言う動きが出て、株を売って、債権に資産配分の変更を行ったそうです。
これにより、株価のボラティリティ(VIX指数などの変動率)が上昇して、ボラティリティが上昇してくると、リーマンショックの教訓から生まれた、リスクコントロール型運用と言うのがあり、これは、株式などのリスク資産が動いたら、動いた分だけ、その組入比率を減らそうと言う動きで、このスイッチが入った事により、また、株の売却が起こると言う動きがあったそうです。

このリスクコントロール型運用と言うのは、困った事に、リスクコントロール型運用をしたせいで、また、ボラティリティが上がり、ボラティリティが上がると、また、リスクコントロール型運用が行われると言う事が何度も繰り返されて、1月末から2月頭、そして、2月末から3月の頭にかけて、繰り返されて動いた様です。

問題は、ここから先どうなるかで、今年の場合は、金利の上昇はまだまだ続くので、金利の上昇が続くと言う事は、基本的には、株は売られやすい環境にあるそうですが、景気や業績が悪くならない限りは、株価はあるレベルで止まると考えられ、今月中には、この下落は止まると考えられるそうです。

しかし、今の様な状況が何度も繰り返されて、例えば、アメリカが保護主義に向かって、あるいは、日本で政治問題がクローズアップされて、どんどん不安になって行き、その結果、未来の景気や、業績に対して、悪い予想が出始めると、今後の展開は変わってくるそうです。

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