2018年度末(2019年3月)に日経平均株価は、3万円の可能性 マーケット・アナライズplus+ 

2018年1月6日のマーケット・アナライズplus+で、大和証券 チーフテクニカルアナリストの木野内 栄治さんが、下記の内容について話されてました。

今年の夏以降は、リスクオフになる可能性があるそうで、アメリカで中間選挙があり、トランプ大統領の共和党が、下院で負けてしまうのではないかと言われているそうで、そうなると、トランプ大統領の断崖手続き(義務違反や非行などの事由で、議会の訴追によって罷免し、処罰する手続き。)に入る可能性があるそうです。

ただ、日本では、2019年10月に消費税率の引き上げがあり、何か悪い事が起きれば、日本政府は、景気を持ち上げる必要があるので、世界的には、夏以降にリスクオフになる可能性があるそうですが、日本だけは、どうにかしてもらえると言う安心感がある様ですので、結果として、2019年3月位までは、株価は堅調に推移すると見ているそうです。

以前消費税を引き上げた時に、消費税の閣議決定が行われたのが、1996年6月25日で、その翌日に株価は高値を付けましたが、それ以降は、一転して下落に転じました。

今回の消費税増税の閣議決定は、2019年の春にある様なので、そこまでは、何度か株価の押しが入ったとしても、2019年の春の消費税増税の閣議決定までは株高になる様です。

過去の状況を確認すると、アメリカが利上げをして、次にヨーロッパが利上げをして、最後に日銀が利上げをするパターンが続いているそうで、今年は、ヨーロッパのECBが2018年度末までには利上げをする予定となっています。

このパターンから考えると、過去にECB又は西ドイツのブンデスバンクが利上げをした年には、日経平均株価の上昇率は、平均45%位上がっていて、オイルショックの時は、景気が良いから利上げをしたわけではないので、第一次石油危機及び、第ニ次石油危機を除くと、日経平均株価は、36.8%から40.2%上がっているそうです。

●アメリカの利上げ1967年、ヨーロッパの利上げが1969年、日本の日銀は、1969年で、ヨーロッパが利上げの年の日経平均株価の上昇率は、37.6%
●アメリカの利上げ1973年、ヨーロッパの利上げが1972年、日本の日銀は、1973年で、ヨーロッパが利上げの年の日経平均株価の上昇率は、91.9%(第一次石油危機)
●アメリカの利上げ1977年、ヨーロッパの利上げが1979年、日本の日銀は、1979年で、ヨーロッパが利上げの年の日経平均株価の上昇率は、23.4%(第ニ次石油危機)
●アメリカの利上げ1987年、ヨーロッパの利上げが1988年、日本の日銀は、1989年で、ヨーロッパが利上げの年の日経平均株価の上昇率は、39.9%
●アメリカの利上げ1999年、ヨーロッパの利上げが1999年、日本の日銀は、2000年で、ヨーロッパが利上げの年の日経平均株価の上昇率は、36.8%
●アメリカの利上げ2004年、ヨーロッパの利上げが2005年、日本の日銀は、2006年で、ヨーロッパが利上げの年の日経平均株価の上昇率は、40.2%
●アメリカの利上げ2015年、ヨーロッパの利上げが2018年?

その為、日経平均株価の上昇率が、35%上昇すると仮定すると、22,500円(日経平均株価)X1.35(35%上昇)=30,375円になると考えられるとの事です。

この様に株価が高い上昇率を示す時は、PERが上がると考える必要があり、過去の日本株のPERを、赤字企業を除いて、見てみると、今までPERが上がった年は、ECBが利上げをした年で、ECBが利上げをした1999年のPERは、33.0%から42.3%に28.3%値上がりして、次にECBが利上げをした2005年のPERは、17.3%から21.4%に23.7%値上がりしているので、平均すると、25%位PERが上がると考えられるそうです。

その背景としては、アメリカとヨーロッパが、利上げをする位、世界景気が良い(PERの上昇要因)様ですが、日銀は、金融緩和の継続(PERの上昇要因)を行っている状況となるので、PERが上がりやすくなるそうです。

PERが25%位上昇すると仮定して、業績で更に10%位プラスとなると考えて、こちらも、22,500円(日経平均株価)X1.35(25%+10%上昇)=30,375円となるそうです。

その為、2018年度末(2019年3月)までは、株価の大幅な下落局面にはならない様です。

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