相場師朗の株塾:5日と20日移動平均線から下落局面を読み解く方法

2017年10月10日の相場師朗の株塾で、相場師朗さんが、下記の内容について話されてました。

下落する局面では、20日移動平均線だけではなく、5日移動平均線から見ていった方がわかりやすいそうです。

初めに、上昇局面では、20日移動平均線が上昇していて、20日移動平均線の上に、5日移動平均線も右肩上がりで、上昇していますが、チャートの下の方でこの株を買われた方が、上昇した局面では、利益確定をするので、20日移動平均線が上昇している過程で、5日移動平均線だけが利益確定の下げで、下落してくる事があります。そうすると、5日移動平均線が、20日移動平均線に触りますが、その後買いが入ると、5日移動平均線は、もう一度上昇に戻ります。

その後しばらくは、5日移動平均線は、上昇しますが、また、5日移動平均線が、20日移動平均線に触る事を何度か繰り返すと、今までは、5日移動平均線も20日移動平均線も右肩上がりだったのが、徐々に、20日移動平均線が、横ばいになります。

そうるすると、ロウソク足がほとんど陰線となり、くっつきコララ(ロウソク足が、20日移動平均線にくっつきながら移動する様になる事)になると、株価の上昇圧力が弱ってきた状況になるそうです。

その後は、株価が下落して行くことになりますが、下げる時は、一気に下げるのではなく、一度上昇して、20日移動平均線に当たりそうになりますが、力尽きて、下落していくと言うパターンが多いそうです。

その為、下落局面を捉えるには、5日移動平均線も、20日移動平均線も右肩上がりの銘柄をずっと観察します。

そして、上記でも述べた様に、5日移動平均線が、20日移動平均線に触り、その後戻り、再度、5日移動平均線が、20日移動平均線に触る事を繰り返しますが、その時に、その上下の動きを何回繰り返すかはわからないそうです。

しかしながら、移動平均線の弱り方を見ると、20日移動平均線が、横ばいになるころには、ロウソク足の陰線が多くなり、その陰線が、20日移動平均線にまとわりつく様になっり、徐々に前の高値に届かなくなってきたら、毎日この様な状況を観察して、売りを仕掛けます。

10回中3回位は、この様な経緯を経ても、上昇してしまう事もありますが、観察していると、下落するか上昇するかわかる様になるそうです。

株価が上昇してきて、20日移動平均線にくっつきコララ(ロウソク足が、20日移動平均線にくっつきながら移動する様になる事)になっている銘柄で、ロウソク足の陰線が多くなっている5銘柄位を、実際にトレードせずに、下がるまで観察しすると、その5銘柄を観察した経験が次の売りトレードに生きてくるそうです。

下落局面に入るチャートとして説明されていたのが、JSR(4185)の日足のチャートです。

移動平均線の並びは、下から、オレンジ色の200日移動平均線、赤ラインの100日移動平均線、水色の60日移動平均線、緑色の20日移動平均線、ピンク色の5日移動平均線の順に並んでいるので、2017年9月21日位までは、パンパカパン(大幅な上昇局面:全ての移動平均線が上昇局面)の状況でした。

しかし、赤色の丸のところで、緑色の20日移動平均線まで一度ロウソク足が下げて、1日で戻りましたが、前の高値までは戻らずに、青色の丸のところで、またロウソク足が20日移動平均線まで下げて、2日で戻りりましたが、再度、オレンジ色の丸のところでは、20日移動平均線に4日間くっついて、更に陰線も多くなっているので、徐々に下落して行く傾向にある状況のチャートとなっています。

私が作成した図が見にくい場合は、ご自身が契約されている証券会社のチャート分析ツールでご確認下さい。

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楽天証券のマーケットスピードを使用しているが移動平均線が、沢山表示できなかったり、20日移動平均線が、25日移動平均線になっている場合には、マーケットスピードの画面右上の環境設定をクリックして、その後プロパティ1を選ぶと、日足、週足、月足の日数の変更が可能です。それぞれ、5本まで表示できます。

相場師朗さんのオススメは、5日移動平均線、20日移動平均線、60日移動平均線だそうです。理由は、5日移動平均線は、1週間の取引、20日移動平均線は、一ヶ月の取引、60日移動平均線は、3ヶ月の取引となるので、切りが良いところを利用しているそうです。

    



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