相場師朗の株塾:どの移動平均線を使って取引をすべきか?

2016年10月25日の相場師朗の株塾で、相場師朗さんが、下記の内容について話されてました。

昔の取引は、土曜日の午後2時まであった為、当時は、1週間が5.5日、そして、1ヶ月が25日だったので、3ヶ月は、75日となるので、5.5日移動平均線は無いので、5日移動平均線、25日移動平均線、75日移動平均線を使っていた。

つまり、証券取引所が営業を行っている日数を基準に移動平均線を見てきたが、しかし、今は、土曜日、日曜日がお休みなので、5日移動平均線、20日移動平均線、60日移動平均線が、証券取引所の営業日に合わせた移動平均線となる。

証券取引所の営業日に合っていると言うことは、今週の月曜日から金曜日までの取引はどうだったか、月の初めの1日から、土日を除いた20日間の取引はどうだったか見れるので、相場師朗さんは、5日移動平均線、20日移動平均線、60日移動平均線を使った方が良いと考えているそうです。

視聴者からの質問の内容には、5日移動平均線、25日移動平均線、75日移動平均線を多くの人が見ていると書いてあるそうですが、
相場師朗さんの考えでは、移動平均線を見てトレードしている人は、それほどいないと考えているそうで、指標を見て取引している人は、全体の3分の1位ではないかと考えていて、それ以外の3分の2位の方々は、業績や、アナリストや、評論家の意見やレポートなどを参考にしているそうです。

例えば、「この様な業種が伸びてくる」とか、「政府の経済対策で、この様な業種にお金が入ってくる」とか、又は、「今の世界の状況がこうなので、この様な会社の業種が伸びるのではないだろうか」とかあると思うが、この様な考えでは、なかなか考えが当たらないし、儲からないそうで、評論家も自分自身では、自分が紹介した株は株は買っていないと考えられ、過去のバックテストなどから見ると、もし買っていたら儲かっていないそうです。

しかし、1週間の動き、1ヶ月の動き、3ヶ月の動きには、特長があるそうで、相場師朗さんは、その動きを、5日移動平均線、20日移動平均線、60日移動平均線で捉えようとしていて、5日移動平均線、20日移動平均線、60日移動平均線で捉えると、5日移動平均線、25日移動平均線、75日移動平均線で捉えた時とは、異なりますが、ピッタリ合うものはないとの事です。

例えば、5日移動平均線、20日移動平均線、60日移動平均線で合っていても、その後合わなくなってくる事もあるので、相場師朗さんのオススメは、5日移動平均線、20日移動平均線、60日移動平均線で見ても、5日移動平均線、25日移動平均線、75日移動平均線のどちらでも良いですが、もし、どちらかに決めたら、ずっと同じ移動平均線を使い続ける事が重要だとお話されていました。

例えば、ずっと25日移動平均線で見ていれば、個別銘柄の動きの癖などの変化を見つけることができるそうです。

その為、5日移動平均線、25日移動平均線、75日移動平均線を見ている人は、それほどいないと思うそうで、皆が見ているから、25日や75日で株を売ってくるとかは考えてないそうです。

株価は、色々な人の売り買いや、世界情勢で動いているので、その時々に合わせる移動平均線の使い方ではなく、いつも同じ移動平均線を使い続けて、違いを見つけ出す事が重要との事でした。

    



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