2016年9月6日の日経モーニングプラスで、日本経済新聞編集委員の鈴木亮さんが「為替差損が大きかった企業のランキング」について話されていました。
2016年6月末時点で、為替差損が大きかった企業のランキングは、下記の通りです。ようやく円高が止まりそうな状況になってきたので、今後は、為替差損が改善される可能性もあります。
1.日産自動車 -885億円
2.任天堂 -350億円
3.トヨタ自動車 -293億円
4.国際石油開発帝石 -157億円
5.SMC -152億円
6.三菱電機 -141億円
7.三菱重工業 -141億円
8.マツダ -135億円
9.川崎重工業 -113億円
10.王子HD -109億円
●自動車業界は、輸出が多いですし、海外での現地生産が進んでいるということで、海外で稼いだ外貨を、決算時に円に両替する時に、差損が出てしまうので、とりあえず痛手を受けるわけですが、昔に比べると、円高対応力がついているのも事実で、20円位円高に進んだけれども、これくらいのマイナスですんでいる。
●国際石油開発帝石は、海外で大型の案件を抱えている。
●王子HDは、紙・パルプ業界は、円高の筆頭株だと言われてきたが、最近は、紙・パルプ業界も海外での生産を進めているということで、経営体質改善の現れでもあるが、このタイミングでは、円高で、差損がでてしまっている。