株式市場での人工知能(AI)の状況 NHKスペシャル 

2017年6月28日のNHKスペシャル 人工知能 天使か悪魔か 2017で、株式市場での人工知能の状況について話がありました。

金融の現場は、人工知能が投入されてから、一変したそうで、今や東京の株式市場の8割がコンピュータによる取引だそうで、日本最大の証券会社(野村證券)では、去年から人工知能を導入したそうです。

年金などを運用する機関投資家の売買を、人工知能にまかせているそうで、かつては、読みと反射神経を武器に、花形トレーダーが幅を利かせていたディーリングルームは、今やトレーダーは、人工知能の行う取引を、じっと見つめるだけだそうです。

独自に開発した人工知能の株価予測システム(AI株価予測システム)は、銘柄毎に、5分後の株価の予測をはじき出しているとの事です。

人工知能が学んだ教師データは、東証500銘柄の過去一年間の株価の動きと、売買取引のデータで、1,000分の1秒単位で分析し、その値動きから、法則性を見つけ、5分後の株価を予測し、利ざやを狙うそうで、売買をするのも人工知能だそうです。

野村證券共同部長の薄井進さんの話では、今、まばたきしている瞬間に、千回と、すごい速いスピードで取引されているので、自分の目で見ながら、取引するのは、非常に難しいそうです。

東証のデータは、最大で、1秒間に2万5千メッセージ配信されていて、もはや人間の目で追うことは、できない状況の様です。

超高速化した市場は、今やAI対AIの戦いの様相を呈しているそうで、どれだけ優れたAIを開発できるかが、マネーゲームの勝者と敗者を分ける事になるそうです。

野村證券AI導入担当の原田大資さんの話では、過去に人間が思いつかなかった様な、解析解を導き出してくれるので、AIを使っていかないと、生き残っていけないと考えているそうです。

残念ながら、現在証券会社各社では、個別株の人工知能ツールは、一般の方には、解放していない様で、今ある投資対象は、ETFや、投資信託だけの様です。

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NHKスペシャル | 人工知能 天使か悪魔か 2017

    



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