有事の円買いについて 日経モーニングプラス

2017年4月13日の日経モーニングプラスで、BSジャパン解説委員の豊嶋広さんが、下記の内容について話されてました。

今のマーケットの構造は、円高が進むと、日本企業の業績期待が後退し、株安になりますが、それが理由で、2017年4月12日に、18,500円を割ったという事になるそうで、更に、シリアや北朝鮮の情勢の緊迫化に加えて、今週末は、イースターなので、外国人投資家があまりいないそうです。

有事の円買いは、国際情勢の事を言いますが、直近では、シリアや北朝鮮の情勢が緊迫していますが、2つの視点があるそうです。

●海外保有の資産の引き揚げ
一つ目は、日本は、世界最大の海外債権国で、対外資産が、340兆円あるそうで、このお金が、日本に戻ってくると、外貨売り、円買いになりますが、
冷静に考えると、直ぐに全部売れる資産ばかりではないとの事です。

直ぐに売る可能性があるのは、ヘッジファンドなどの売り仕掛けで、シカゴCMEの通貨先物取引の投機筋の円の持ち高のチャートを見ると、直近では、円の売り越しが多くなってはいますが、しかし、一番多かった2014年の売り越し額は、-14万3,822枚と比べると、2017年4月4日時点では、-4万5,800枚と、3分の1位なので、それほど多くはないそうです。

●アメリカの長期金利の低下
よりジワジワきいてきているのが、アメリカの長期金利の動向で、有事の場合には、安全資産と考えられるアメリカの債券が買われて、金利が下がり、今は、2.3%を割り込む水準まできていて、日本の長期金利は、ほとんど動いていないので、その分、日米の長期金利差は、縮まるので、これが、円高の大きな構造的な要因となっているそうです。

日経モーニングプラス|BSテレ東

    



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