日銀政策効果の賞味期限 荒野 浩さん

2月2日の東京マーケットワイドで、マーケットアナリストの荒野 浩さんが、現状の株価の分析と、日銀政策効果の賞味期限について説明されていました。

●1月相場が示唆するもの
2016年1月の日中変動幅は平均437円(変動率2.53% 日経平均VIは40%位)
2015年9月の日中変動幅は平均428円を上回り、2008年10月のリーマンショックの526円以来の高さ

このボラティリティの大きさが共通点で、1月21日の日経平均の16,017円が大底だったと推測される。
変動率2%以上になれば、大底のサイン。

恐怖指数(VIX・日経VI・VSTOXX) 日経平均比較チャート

前年同月との比較
今年の1月はかなり下げた気がするが、去年の1月と比較すると、株価水準に違和感はない。
つまり、日経平均株価は、為替との連動が高いので、118円の円高だったので、17,302円まで下げたと考えるのが正しいとの事で、売られすぎているとか、割安とか思う水準ではない。

         日経平均 ドル円 ドル建て
2015年1月 17,274円 118.23円 146.1ドル
2016年1月 17,302円 118.16円 146.4ドル

2016年1月の空売り比率は、平均40%で、40%以下は19日営業日のうち3日のみだった。
2016年1月は、1日平均で新高値10、新安値160 騰落レシオ 63.4%
2015年9月は、1日平均で新高値8、新安値78 騰落レシオ 73.8%
去年の9月より、今年の1月の方が下げがきつかった。

空売り比率は、1月29日、2月1日と2日続けて、今年初めて40%を下回り、37%台になった。
去年の9月が40.1%で10月も空売り比率は、36.9%になり、下げ止まったので、2月は下げ止まる可能性が高い。
2月は、底割れにおびえる相場にはならないと思われる。

●日銀の緩和効果
第一次、第二次緩和より、日本株には効き目がない。円安には働くので、円安を通じて株高になる可能性がある。
一回目の緩和から高値までが、32日で日経平均は+2,993円だったが、二回目の緩和では、高値までが、25日で日経平均は+1,522円だった。
今回は、二回目ほどのインパクトが無いので、上昇幅は、+1,500円つまり、日経平均は、19,000円位までしか上がらない。
それほど円安になるとは考えられないので、日経平均の上昇は、どこまで円安になるかにかかっている。

一回目の緩和では、2日後に500円上がって、14日後に1,000円上がった。二回目の緩和では、2日後に500円上がって、9日後に1,000円上がった。しかし、今回は、二日間で、500円上がっていないし、2日目には既に円高になっている。

今回の動画は、2月2日の放送でしたが、「ゲスト2月22日 マーケットアナリスト 荒野 浩さん」になっています。  
東京マーケットワイド荒野浩さんの動画 ? YouTube
TOKYO MX * 東京マーケットワイド
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