投資とギャンブルの違い マーケット・アナライズplus+

2017年1月14日のマーケット・アナライズplus+で、複眼経済観測所取締役のエミン・ユルマズさんが、下記の内容について話されてました。

投資も一種のギャンブルだと、言われる場合がありますが、投資とギャンブルには、ハッキリとした違いがあり、それは、投資は、期待値が、プラスのものに、お金を投じる事で、ギャンブルは、期待値がマイナスなものに、お金を投じることです。

期待値は、将来起こりうる事の平均値で、宝くじの例では、300円で買った宝くじの場合、期待値は、約150円で、宝くじの販売額と、当選金を見て割り出すそうです。

例えば、宝くじを全部買い占めて、当たったとしても、半分くらい、損をしてしまうそうです。投資は、300円で買った物が、350円で返ってくる物を言います。しかし、どんな投資にも、ギャンブル的な要素はあり、どんなギャンブルにも投資的な要素はあるとの事です。

●ポーカーの勝ち方から学ぶ、株の勝ち方

ポーカーのテキサスホールデムの場合に、一番良いカードは、2枚のエースのペアで、一番弱いのが、7と2のカードで、この状態で、2枚のエースのペアが勝つ確率は、87%で、7と2のカードで、勝つ確率は、12から13%しかありません。ただ、7と2のカードでも、勝率が0%ではないので、勝つことはできます。

この状況を株式投資に例えると、2枚のエースのペアは、優良企業(成長株)で、7と2のカードは、問題が沢山ある企業の株(ボロ株)と言う事になります。
もちろん、問題が沢山ある企業の株(ボロ株)が勝つ場合もありますが、このボロ株を持って勝負をすると、中長期的には、必ず負ける様にできているそうで、ずっと2枚のエースのペア(良い企業)を選び勝負し続ける事ができれば、中長期的には、必ず勝つ様にできているとの事です。

ただ、2枚のエースのペア(良い企業)でも負ける時はあり、自分でコントロールできない場合があります。例えば、市場環境の悪化や、地震などの天災などが発生、事故が発生した場合などは、株価は、一時的には、大きく下落します。ただし、良い企業であれば、その後株価は戻りますし、業績の悪い企業であれば、株価は戻らない事もあります。つまり、投資で勝つ秘訣は、2枚のエースのペア(良い企業)を選ぶ事です。株は、ボーカーとは違い、自分で銘柄を選定する事ができるので、ポーカーと比べると有利になります。

株式投資は、短期的な上げ下げは、誰にもコントロールできないので、中長期的な視野を持つことが重要で、そして、ポーカーとは違い、自分で銘柄を選べるので、良い株と思ったら、自分で、分析のサイクルを継続的に繰り返し、その株を購入して、そして途中で、企業の変化があったり、ストーリーが変わった場合には、売却する事が重要です。

自分で、納得する利益が得られたなら、強欲にならずに、利益を確定して、損失が出た場合は、耐えられなくなる前に、損切りをする事が重要です。

そして、ポーカーでもう一つ重要なのが、バンクロールマネージメントと言うのがあり、これは、持ち金の事で、ポーカーでは、持っているお金全てを持ち込んではいけないと言われていて、運の要素もあるので、全部負けてしまう事もあります。

株式投資でも同じで、バリュー投資の巨匠で、ピーター・リンチという方がいますが、彼は、今後12ヶ月で使う予定のあるお金は、投資に使ってはいけないと言っていて、理由は、今後12ヶ月で、株価が大きく下げる事故や、地震が起きる事もあるので、もし、今後12ヶ月の間に、使わなければいけないお金に投資している場合は、安値で、売らなくてはならなくなるという悲しい事が起きるので、この様な状況を避ける為に、今後12ヶ月で使う予定のあるお金は、投資はしない事方が良いそうです。

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