個人投資家の月次ベースでの買い越しは底値圏のシグナル:マーケットアナリスト荒野 浩さんの意見

2018年2月20日の東京マーケットワイドで、マーケットアナリストの荒野 浩さんが、下記の内容について話されていました。

個人投資家の現金勘定は、2018年02月09日の1週間で、5,644億円の買い越しでしたが、下記は、過去3年間に月間で、個人投資家の現金勘定が買い越した全てのデータで、その同じ月の海外投資家のデータを見ると、ほぼ例外なく、1兆円以上の売り越しを行っています。

要するに、海外投資家が、日本株を叩き売って、日経平均株価は安値を付けに行き、日経平均株価の大底で、個人投資家の現金勘定は、日本株を買うそうで、2018年02月もデータが出てくれば、同じ様な事が起きているとの事です。

但し、2016年3月と、2017年3月の個人投資家の現金勘定の買い越しは、相場観で買っているのではなく、配当取りの動きだそうで、2018年3月(来月)も個人投資家の現金勘定は、買い越すと考えられるそうですが、来月もし、投資家の買いが入れば、日経平均株価は、意外と上がるそうです。

月次ベースでの個人投資家の現金勘定の大量の買い越しは、明らかに日経平均株価の底値圏のシグナルなので、この2018年02月が、今年前半の底値を付けたと判断しても良いとの事です。

●2015年1月の個人(現金)の買い越し額は、878億円で、海外投資家の(現金)の売り越し額は、8,932億円で、1月14日が安値日
●2015年8月の個人(現金)の買い越し額は、3,686億円で、海外投資家の(現金)の売り越し額は、1兆1,582億円で、8月25日が安値日
●2015年9月の個人(現金)の買い越し額は、3,507億円で、海外投資家の(現金)の売り越し額は、2兆5,772億円で、9月29日が安値日
●2016年1月の個人(現金)の買い越し額は、7,147億円で、海外投資家の(現金)の売り越し額は、1兆555億円で、1月21日が安値日
●2016年2月の個人(現金)の買い越し額は、3,644億円で、海外投資家の(現金)の売り越し額は、1兆9,982億円で、2月12日が安値日
●2016年3月の個人(現金)の買い越し額は、406億円で、海外投資家の(現金)の売り越し額は、1兆9,588億円
●2016年6月の個人(現金)の買い越し額は、1,246億円で、海外投資家の(現金)の売り越し額は、2,629億円で、6月24日が安値日
●2017年3月の個人(現金)の買い越し額は、719億円で、海外投資家の(現金)の売り越し額は、1兆144億円

但し、日経平均株価の戻り値は、ドル円の状況により左右されるそうで、もし、ドル円が、110円位まで戻れば、日経平均株価が、2万3,500円位まで戻る可能性もあるとの事です。

しかしもし、ドル円が、戻れない場合には、単に、日経平均株価は下げ過ぎた事による戻りと言う事になるので、上昇相場ではなく、戻り相場と言う事になり、半値戻りの2万2,600円が最初の目安で、3分の2戻しであれば、2万3,100円位にはなる可能性があり、そして、もっと株価が上昇する為には、110円方向にドル円が円安になる必要があるそうです。

尚、個人投資家及び海外投資家の売買状況は、下記のサイトで確認可能です。
投資部門別売買状況(投資主体別売買動向) 日経平均比較チャート

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