108円位の円高であれば業績への影響は限定的 日経プラス10

2018年1月31日の「日経プラス10」で、ニッセイ基礎研究所チーフ株式ストラテジストの井出 真吾さんが、下記の内容について話されてました。

足元では、108円まで円高となり、心配する方もいると思いますが、主要な上場企業の前提としている為替レートは、ほとんどの企業が、110円(80社前後)、111円(50社前後)なので、108円、109円であれば、2から3円の違いなので、ほとんど企業業績には影響が無いそうです。

113円から116円と円安を想定している企業もありますが、電力やガスの企業が中心で、これらは、輸入企業なので、円高はメリットとなる業種です。

円高による業績への影響を開示している企業の1ドル1円又は、1%円高になった場合の影響が下記になります。

●武田薬品鉱業の1ドルの想定レートは、112円で、影響額は、-10億円で、予想利益が1,520億円なので、影響度は、-0.7%です。
●日立製作所の1ドルの想定レートは、111円で、影響額は、-5億円で、予想利益が5,700億円なので、影響度は、-0.1%です。
●ソニーの1ドルの想定レートは、112円で、影響額は、30億円で、予想利益が6,300億円なので、影響度は、0.5%です。
●三井物産の1ドルの想定レートは、110.65円で、影響額は、-14億円で、予想利益が4,000億円なので、影響度は、-0.4%です。
●三菱ケミカルHDの1ドルの想定レートは、110.7円で、影響額は、-4億円で、予想利益が3,330億円なので、影響度は、-0.1%です。

一番影響が大きいのが、武田薬品鉱業で、今の想定為替レートは、112円となっていて、1円、円高になると、利益が-10億円になるとの事ですが、予想利益が1,520億円なので、影響度は、たったの0.7%です。今1ドル109円位なので、3円、円高だとしても、2%の減益となるだけで、ほとんど業績には影響が無いとの事です。

しかも、企業は、予想利益を控えめに出している事が多いので、実質的には、今位の円高であれば、業績には、ほとんど影響しないそうです。

ソニーは、収入と支出のバランスが、通常の企業とは逆になっていて、支払いの方がドルが多いので、輸入企業に似ているタイプの企業で、1円円高になると、30億円のメリットが生まれるそうで、ユーロに対しては、一般的な輸出企業と同じで、円安の場合にメリットがあるそうで、ユーロ円が、1円、円高になると、50億円位マイナスになるそうです。

そして、ユーロ円は、135円位で、どちらかと言えば、円安になっているので、ソニーの場合には、更にメリットがある様です。

その為、今は、円高を警戒するよりは、アメリカ株の下落を警戒した方が良いそうです。

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